人気の部屋向きは? それぞれのメリットデメリットは?

お部屋を探す時に気になるのが部屋の向き、採光面ではないでしょうか?

一般的には、南向き>東向き>西向き>>北向きの順に人気があります。

日中がずっと仕事の方であればそこまで気にしなくても良いのですが、特にファミリーの方なんかは部屋向きは重要になってきます。

一番人気の南向きに絞って探すと、その分お家賃は高くなってしまいます。

今回は、各部屋向きのメリット・デメリットと、おすすめの向きをご紹介していきます。

1.部屋向きとは

まず、部屋向きとは、基本的にバルコニーがある方向(最大開口部、採光面)の向きの事を言います。

上の画像の間取りでしたら、南向きの部屋。という事になります。ちなみに、西側にも小窓が付いておりますので、南西角部屋、2面採光の部屋という事になります。

ファミリータイプなどでバルコニーが2箇所ある場合は、リビングのバルコニー向きが部屋向きとなっている事が多いですね。

この部屋向きが、「室内の採光(明るさ)」「洗濯物の乾きやすさ」に影響して来ます。

2.部屋向きの基本

太陽は東から昇って、南を通り、西に沈むため、南向きのお部屋であれば、朝から夕方までずっと太陽が差し込みます。

部屋向きを人気順で並べますと、

①日当たりの良い南向き

②朝日が差し込む東向き

③西日が強い西向き

④直射日光の入らない北向き

となっています。

ただ、最近ではタワーマンションでは日が当たりすぎるため逆に北向きが人気だったり、目の前に建物が被ってしまっている南向きよりも目の前が抜けている他の部屋向きの方が明るい、など各物件によっても変わって来ます。

~向きしか無理だと決めつけず、各部屋向きのメリットデメリットを把握して、ご自身の生活スタイルにあったお部屋を選ぶのが一番です。

3.南向きのメリット・デメリット

それでは、各部屋向きのメリットデメリットをお伝えします。

南向きは、やはり日光が朝から夕方まで差し込み、常に明るいのがメリットになります。夕方まで電気をつけなくても困らなかったり、洗濯物の乾き具合もやはり一味違います。

日中も誰かが家にいるファミリーのご家庭などは、やはり南向きのお部屋がおすすめです。

逆にサラリーマンの方や共働きの方は、日中は家にいないことが多いと思いますので、そこまで気にしなくても良いのかなとは思います。

私自身、南向きの部屋に住んでいますが、大きなデメリットは見当たりません。あえて言えば、常に逆光になるため、子供の写真を撮る時にうまく写らない、くらいでしょうか。

4.東向きのメリット・デメリット

東向きは、朝日が差し込む方角のため、西日が眩しい西向きよりも人気です。

人間は、太陽とともに起きるのが一番体に良いとも言われていますし、やはり夕方よりも朝に日光が差し込むほうが健康的です。

だいたいですが、朝の6~7時頃からお昼11時~12時ぐらいまで5時間ほどは太陽が差し込んでくるかと思います。

洗濯物も午前中に干せば問題無いでしょう。東向きも、特にデメリットのないおすすめの部屋向きです^^

5.西向きのメリット・デメリット

西向きは、お昼過ぎ以降から日が差し込みます。朝日が当たりにくい事、西日が眩しいという事がデメリットとして挙げられます。

私も西向きの部屋に住んだことがありますが、確かに西日は眩しいので、遮光性の高いカーテンをつけることをおすすめします。

ただし、西向きというだけで物件を候補から外してしまうのはもったいないです。特に生活するうえで不便な事はありませんし、洗濯物が乾きにくいということもなかったです。

私が住んでいたマンションは、東向きと西向きの部屋があったのですが、東向きは電車の線路が目の前でした。夜12時頃まで騒音に悩むことを考えれば、西向きの部屋にした事にまったく後悔はありませんでした。

6.北向きのメリット・デメリット

陽のあたりにくい北向きのメリットは、家賃が安い点です。その他の部屋向きと同条件では入居され辛いので、南向きと比べると2000円~3000円程安く設定されることが多いです。

特に単身の会社員の方などは、日中は家にいないので、家賃の安い北向きにするメリットも大きいのではないでしょうか。

ただし、北向きの部屋の中には、カビが生えやすいようなジメッとした部屋も存在します。

きちんとした造りのマンションなどは空気の流れも計算されているので特に問題ないと思いますが、古い物件を見学する際などは、ジメッとしてないか、収納部分や天井部分にカビの跡がないかなどを入念にチェックする必要があります。

7.まとめ

ファミリーの方に関しては北向き以外、単身の方であれば北向きも含めた全方位で検討して頂ければ良いと思います。

記事を書いていて思ったのですが、確かに部屋向きはチェックするべき大事な項目ではありますが、「周辺環境」や「間取り」など、部屋向きより優先度の高い項目が多くあります。

部屋向きだけで物件を絞るのではなく、各部屋向きのメリット・デメリットを把握しながら、物件全体の条件と照らし合わせて検討するのが良いと思います。

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