賃貸契約の仲介手数料の交渉①|値切れる物件、値切れない物件について

値切り方画像1

賃貸のお部屋を契約するときは、不動産仲介業者に支払う仲介手数料が、初期費用としてかかったまいります。

相場は、月額家賃の半額~1ヶ月分(+税)なので、大きな出費になってしまいます。

ただし、いきなり仲介手数料を単に安くしてと値切るだけでは、営業マンのやる気が減ってしまったり、良い物件を紹介して貰えなくなったりする可能性が御座います。

今シリーズでは、良い物件を紹介して貰いつつ、なるべく手数料を値引きしてもらう方法をお伝えします。

>賃貸契約の仲介手数料の交渉①|値切れる物件、値切れない物件について(本記事)

>賃貸契約の仲介手数料の交渉②|交渉しやすい物件の見極め方

>賃貸契約の仲介手数料の交渉③|交渉の仕方とタイミング

1.仲介手数料は交渉できます

現在、コンビニの数より不動産業者の数の方が多い時代ですので、仲介手数料を交渉する事自体は難しくはないです。

最初から、「仲介手数料無料!」と堂々と宣伝する業者すら増えて来ました。

どんな営業マンでも、自分が物件を紹介したお客様が「仲介手数料の差」だけでよその業者に行ってしまうのは嫌なはずです。

ですので、ただ単に交渉したとしても、多少は値引きにのってくれるのではないかと思います。

私の場合、最初に接客してからお部屋のご案内に行っている過程で、この物件ならいくらまで仲介手数料を割引出来るか、というように限界の値引き幅を既にある程度考えてご案内します。

そして、もし手数料の交渉があれば、なるべく応じるようにしています。さらに時には、自分から割引出来ますと提案する事もあります。

物件によって、気に入った物件が、どのくらい値下げが出来る物件なのかを見極める必要があります。

2.大幅に交渉できるかは物件による

仲介手数料を下げられるかどうかは、営業マンや不動産会社の良し悪しもありますが、値下げ余地のある物件かどうかが大事になってきます。

ある物件を成約した時、仲介業者には仲介手数料の他に、オーナーから広告料という紹介料も入ってきます。

広告料についてはこちら >広告料の仕組み

この広告料がオーナーから多く貰える物件かどうか、また他の業者でも取り扱っている物件かどうか、が交渉しやすい物件とそうでない物件の差になります。

2-1.値下げ出来ない、もしくは営業マンが強気に出られる物件

・その業者を通してしか申し込みの出来ない専任物件、もしくは業者がオーナーの物件

その業者からしか申し込めない物件(窓口物件)や、その業者がそのままオーナーである物件があります。

こういった物件は、他の業者で契約されてしまう事が無いので、値下げを断られやすいです。

またその業者が窓口になっているので、例えば他社から申込をしたとしても申込書の内容でバレてしまいます。

・オーナーから貰える手数料(広告料)が少ない物件

例えば、オーナーから貰える広告料が少ない物件で、更に、借主からの仲介手数料も値引いてしまっては、仲介業者がほとんどタダ働きになってしまいます。

賃貸では、申込後の契約処理がけっこう大変です。仲介手数料と広告料をあわせて数万円にしかならない場合は、いっそ契約しない方がマシ、と考える営業マンもいます。

2-2.値下げ交渉がしやすい物件

・一般物件、どの業者でも紹介出来る物件

逆にどの業者でも紹介できる物件に関しては、よその業者に行かれればすぐに申込をとられるため、営業マンも強気には出られません=交渉がしやすいです。

どの業者でも紹介できる一般物件でも、営業マンが苦し紛れに、「他の業者では申込できません」と言ってくる事もありえますので、お気をつけ下さい。

そういった物件かどうかは、私にご連絡頂ければ、値下げできそうな物件かお調べする事も出来ます^^

・オーナーから貰える手数料(広告料)の多い物件

オーナーから貰える広告料が家賃の2ヶ月分や3ヶ月分など高額であれば、それだけで10万円~30万円程の売上になります。

ですので、営業マンとしては、仲介手数料を値下げしたとしても、契約をスベらない事の方が大事になってきます。

つまり、どの業者でも紹介出来る一般物件で、更に広告料が高額な物件であれば、仲介手数料をゼロまで交渉できる物件ということになります。

では、気に入った物件が専任なのか、一般なのかはどう見極めれば良いのでしょうか。

それについては、次回の記事でご紹介させて頂きます。

>賃貸契約の仲介手数料の交渉②|交渉しやすい物件の見極め方

>賃貸契約の仲介手数料の交渉③|交渉の仕方とタイミング

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